夜も開けきった街中をてくてくと歩いてかえる途中、ふと思い浮かんだこと。
久方ぶりの貫徹で鈍った思考回路が、それを意味もなくこねくり回す。

目蓋の裏に焼きついた朝焼けの色。
夕焼けとの類似点、相違点。

半分以上落ちかかった目蓋越しに目をこすれど、睡眠欲は一向に減る気配がなかった。
どんどんと遡る記憶。

幼い頃、母、笑い声、白いシーツ
義兄、赤い花、噂話、おば、視線

眠気とあいまって曖昧な思い出は意味もなく再生され続ける。

ぼんやりと歩いていたら何かにぶつかりそうになって、ぴたりと足が止まる。
見れば、危うく自室のドアに頭突きをぶち込むところだった。

夢と現実の境目を行き来しているのか、足元がふわふわと頼りない。

もう限界だと扉をくぐってまっすぐにベッドに倒れこむ。
乾燥したシーツは微かに日向の匂い。
昨日干しておいてよかったと思ったのも束の間。
あっさりと意識は眠りにさらわれていった。
 

表題とはまったく関係ない感じです
今回は依頼の『暁の糸に花の織』直後の時間軸でお送りしています

この依頼、プレイングと一緒に読んだほうが楽しいです。
短い一文一文に参加した皆さんのキャラクターがぎっしり詰まっているからです。
とはいえプレイングがリプレイの三倍以上あった気がするのです……。
全部読破はかなりきついです。でも楽しいです！

背後も睡魔と現在進行形で闘っております。
なので文章に脈絡がないのは自覚しております。読みにくくてすみません。

こういったモノローグ系のシナリオは大好きです。
読むの楽しくて楽しくてたまりません。
描写されるのも楽しくてたまりません。また参加したいです。


さて、さすがに一回は表題の内容に触れておくことにします。

闘技場始まりましたね。
来るとは言われていましたが、なんだか唐突な気がしたのは私だけでしょうか。
とはいえ、これで活気が出てくるところもあると思うので楽しみは楽しみです。

ちなみにファルスは戦闘向きではない（性格が？）と思っているので、基本闘技場はスルー予定です。

新たな『ファルス』ネタ、振ってこーい。
以上、睡魔に屈してテンションのおかしい背後がお送りいたしました。